患者に共感していくのは難しいし大変なことです。

「つらい」という感情1つとってみただけでも、その人なりの様々な苦労をしてきて「つらい」と感じているわけで、どんなに気をつかっても本人以外の人が「そのつらさ」をわかることはできません。

ただ、全てをわかることはできないけれども、わかろうとする意欲、わかりたいという情熱をもつことはできます。

その意欲や情熱こそが患者の病んだ心身を治していきます。

時々、薬で病が治ったと言う人がおりますが、薬だけで治ることはなくて、医者をはじめ、親や親戚、友人や様々な人の存在があったからこそ治ったはずです。

薬に関して言えば、医者が「これが効くだろう」と思って出してくれた薬だからこそ治るのです。

「薬は医者と一緒に処方するものだ」と言われるほど、薬と医者の思いやりが一緒に処方されることで、治療の作用が大きく発揮されて効果が出ます。

医者が私のことを考えていてくれるのだという想いが病を治していきます。