加藤直樹|悩んだ時の納得いく理屈

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カテゴリ: 人間関係

コミュニケーションをもっと上手にとろうとか、コミュニケーションをもっと多くしようとか言われることがありますが、それもほどほどでいいと思います。

現代はあまりにもコミュニケーションにこだわっており、むしろ、おとなしくしていたり静かにしているといった状態が要るくらいです。

コミュニケーションが上手であることや、コミュニケーションが多いことが、素晴らしいこと、価値のあることだと考えてしまっています。

ですから、自身一人の時間を大切にして、おとなしく過ごしたり静かに過ごしたりする。

そうすることでコミュニケーションとは何かがわかってきて、自分を成長させるもとの一つになります。

人と会話することももちろん大事ですが、静かにしていることもまた大事なことです。

自身のことを言葉にして人に説明するのは簡単なことではありません。

それゆえ「私は誤解されることが多い。言葉でうまく表現できないから。」と悩んでいる人もおられます。

「私は今こんな状況にいて、こんな状態であり、こんなことを感じている。」と、さらりと言えれば相手もわかってくれるのだろうけれども、そのように簡潔にわかりやすく説明できないものだから、人から「あの人は何なの?」と後ろ指を指されて苦しんでいたりします。

話題というのは、相手の関心事のなかにありますから、相手から聞き出すことが始まりになります。

話し方講習会の中にも、本の中にもありません。

人とうまくコミュニケーションをとるために、週刊誌や雑学の本を読んだり、心理学を学んでいる人もおられますが、面白いだろうと思って話す話題に相手が興味なければ、うんざりさせることになります。

話題が豊富というと、一見、話し上手のように思われますが、そうではありません。

「自分が変われば相手も変わる」とよく言われます。

確かにそうなのですが、そうはいっても自分の態度や対応を変えていくのは容易ではありません。

人や場合によっては「なんでこっちが変わらなきゃいけないんだ。変わるべきは向こうだ」と言いたくなることもあるでしょう。

ですから、どうしたら自分を変えることができるかを考えるよりも先に、自身が感じていること、つまり自身を語ることから始めていきましょう。

芝伸太郎氏は『日本人という鬱病』のなかで、贈り物をする理由についてこう述べておられます。

日本人が人に贈り物をするのは、何か自分にプラスの期待をしているわけではありません。

たとえば、困ったときに助けてもらおうとか、見返りをもらおうとか、そういうふうには思っていない。

そうではなくて、「自分がマイナスをできるだけ被らないため」です。

仲間はずれにされないようにとか、陰口を叩かれないようにとか、そういうために贈り物をしている。

「やられたらやり返せ」と子どもに教えている親御さんもおられます。

そのように人を敵対するような人間関係のつくり方が身についてしまうと、近所づきあいも人づきあいも大変になります。

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