加藤直樹|悩んだ時の納得いく理屈

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2020年10月

恋愛相談の中でも数多く、扱いが難しいのが「彼氏ができないのはなぜ?」という相談です。

「どうして私は彼氏ができないのか?」という悩みです。

その相談の場合、たいていは本人が感じている不満やつらさを聴くことだけに専念しています。

彼氏ができない理由を説明する場合もありますが、ほとんどの場合、結局あなたに未熟なところがあるという話になってしまい、その人のためにならないので、しないことにしています。

本人も自身の問題点を自覚していることが多いので、それをあえてこちらから指摘することもないですし、他人から面と向かって問題点を指摘されれば腹が立つものです。

そもそも専門家がそんな指摘をしなくても、それ以前に友人に相談していて、友人から「その性格をどうにかしたほうがいいよ」とすでに言われているものです。

ですから、自身の問題点を再び訊きに来ているのではないでしょうし、かといって、彼氏をつくる方法を教えてもらえると思っているのでもないでしょう。

そんな方法など無いのはわかっているはずですから。

ですから、彼氏ができない苦悩を専門家も共に悩み、精神の安定を支えていくのが、われわれ専門家の仕事になります。

多くの人が健康に囚(とら)われていて、なにかと言うとすぐ「それが健康に良い」という話になります。

こんな運動すると健康に良いとか、こんなサプリメントを摂ると健康を維持できるとか、あの食べ物は体に良いとかです。

身体に害になること以外は何をしても健康に良いのですが、「私はこれをしていることで健康になっている」と感じていたいのです。

それで商売人は何でも商売にしますから、その心理に目をつけて、「これで、健康!」ということを謳って、物や運動体験を商品に仕立てあげるのです。

それでそういった物や体験をお金で買い、健康でいる気分になってしまう。

認知症者の介護をしていますと、認知症者の行動に対して怒りがわいてくることも多々あるでしょう。

ただ、怒鳴っても仕方ないですし、怒鳴った側が疲れます。

認知症者も怒られているのはわかりますから、嫌な思いをすることになり、機嫌も悪くなります。

そういうことが繰り返されると、互いの関係が悪くなって、互いに相手を思い遣ることができなくなってきます。

ですからまず、今されている苦労を専門家に話して心に余裕を得ることが大切です。

心に余裕が出てくればイライラすることも減り、相手も自身も大事にすることができるようになることで、互いの関係も良くなってきます。

「恋愛をたくさんしてくれば、あるいは多くの人と付き合えばいろいろ学習する」、そう考えている人もおられるかもしれません。

しかし、そうならない場合もあります。

恋愛をすればするほど問題の深みにはまっていくこともあります。

それを一般に「不毛な恋愛」と呼んでいたりします。

自身が何らかの問題を抱えているせいで、恋愛における学習機能や危険を感知する機能が働かず、何度も同じような良くない恋愛を繰り返してしまいます。

「どうして私はこんな目に遭うの?」とか、「どうしていつもこうなの?」と不満や苛立ちをまき散らすのですが、友人や周りの人たちの助言も耳に入らずに、次も同じことを繰り返してしまいます。

「自分が変われば相手も変わる」とよく言われます。

確かにそうなのですが、そうはいっても自分の態度や対応を変えていくのは容易ではありません。

人や場合によっては「なんでこっちが変わらなきゃいけないんだ。変わるべきは向こうだ」と言いたくなることもあるでしょう。

ですから、どうしたら自分を変えることができるかを考えるよりも先に、自身が感じていること、つまり自身を語ることから始めていきましょう。

自分の気持ちに誠実でいるのは難しいだろうと思います。

たとえば、「私はこの仕事をしたい」といくら希望していても、お金にならないのであれば、お金になる別の仕事を選択せざるを得ない。

「生きていくには仕方がない」と気持ちを切り替えて、別の仕事の中に楽しみを見出そうとする。

そうやって自分をごまかします。

多くの人がこうした体験をしているでしょうが、大抵こうしたことは自分を成長させてくれる機会になるものです。

しかし、あまりにもそういうことが重なってきますと、身体の具合がおかしくなってきたりします。

「もう、自分に嘘は突き通せません」ということで会社に行けなくなったりする。

自分に誠実であるのは難しいことです。

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